タイタニック号の陰謀説
「船を所有していたホワイト・スター・ライン社が財政難になっており、タイタニックの保険金を得るために故意に沈めた」とする「陰謀説」がある。
説の「根拠」として、タイタニック号を管理していたのはホワイト・スター・ライン社であったが、その事実上の所有者はホワイト・スター・ライン社に出資していた国際海運商事の社長であるJ・P・モーガンであった。そのモーガンはタイタニック号のスイートルームに乗船予定だったが、直前に病気を理由にキャンセルし、代わりに別の大富豪の夫妻が乗船することになったが、この夫妻もキャンセルし、結局ホワイト・スター・ライン社の社長であるブルース・イズメイがこの部屋に収まった。しかし、病気のはずのモーガンは、同時期に北アフリカからフランスにかけて旅行をしていたことが後になって判明しており、イタリアでは愛人にも会っている。しかも、キャンセルした客の中にモーガンと非常に深いつながりがある人々が数名いることも判明しているため、「モーガンはこの処女航海中に何か起こることを知っていたのではないか」とするものである。
また、モーガンはタイタニック号で運ぶはずだった私的な貨物も、直前に運ぶことをキャンセルしている(「タイタニック号は沈められた」より)。しかし本人が乗船をキャンセルしたこともあり、それに伴い私的な貨物を同時にキャンセルするのは当然であるという意見もある。また、乗船キャンセルの原因となった「旅行」の目的自体が何であったかは明らかになっていない上、この事故は不注意な運航による予知しようのないものであったことから、この「説」は「陰謀説」の域を出ないものである。なお、タイタニック号への乗船を直前にキャンセルしたのは50人を越すとされているが、これを証明するものはない。
ブルーリボン賞説
タイタニックが氷山に衝突したのは、大西洋最速横断記録(ブルーリボン賞)を獲得しようとしたことが遠因になったという説があり、世間一般に広まって根強く支持されている。しかし、1912年当時のブルーリボン賞を保持していたのは西回り/東回り共にモーリタニアであり、その平均速度は26ノット近いものであった。両船の要目を比較すると、
モーリタニア:総トン数31,938トン,機関 蒸気タービン4基/4軸,機関出力68,000馬力,最高速力26ノット(最高記録28ノット)
タイタニック:総トン数46,328トン,機関 蒸気レシプロ2基,蒸気タービン1基/3軸,機関出力46,000馬力,最高速力23ノット
であり、機関の性能から見て、タイタニックはブルーリボン賞を獲得できるような能力を持っていない。
当時、ブルーリボン賞の獲得を目指したモーリタニアのような高速船は、その莫大な運航費用(燃料費)を輸送する人員や貨物だけでは賄えず、政府からの補助金によって運航が維持されていた。しかし、タイタニックを含めたオリンピッククラス客船は、豪華さを売りにし、また総トン数を上げ輸送力増大や機関出力を抑えての燃料費の低減など、補助金無しで採算が取れる運航ができるように設計された船であった。このことから、ブルーリボン賞を獲得しようとしたという説の根拠は薄い。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
「タイタニックの保険金を得るために故意に沈めた」なんて説があるそうです。
悲しいですね。
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